So-net無料ブログ作成
前の5件 | -

2018キマダラカメムシと再会 [生息するものたち]

sml180420-134011_R.jpg

 ぶどうの新梢管理をしていると、ブーンという羽音とともに大きな虫影がさえぎりました。 一瞬 カナブンかなと思いましたが、いくらなんでもまだ早いかな? 追いかけて静かに観察してみると「キマダラカメムシ」です。

過去のブログにもある通り、我が圃場では2014年より見かけるようになり、昨年2017年に実被害を確認と同時に、遭遇回数が急に増加しました。2017年夏の東京都ナシ生産者の集まりでも存在がクローズアップされました。

 本年は、本日4月23日時点で梨のステージは10日くらい進んでいる感覚です。一昨年の発見日は5月1日でしたので、気候からすると、平年並の発見だと思うのですが、明らかに数が増えています。以前はクサギカメムシなどの一般的なカメムシしか見かけなかったのですが、あっという間に畑に広まってきました。体が大きい割に、動きも俊敏、飛行能力も高いです。観察を続け、地域の情報をまとめたいと思っています。優占種になってしまうのだろうか?




nice!(0)  コメント(0) 

花粉の耐久試験をして知ったこと [実験]

花粉の管の伸び方比較.jpg

梨の人工授粉に使う花粉について、どのくらいの寿命があるのだろうか? 梨農家にとってその一年の経営を左右する問題です。結論は意外と寿命が長いのかなと思っています。しかし、花粉は何日間は生きていますとは明言できないです。気温・湿度をはじめとした保存環境・品種・採取したときの樹勢といろいろな要素があって、比べられないからです。一番の近道は、自分で花粉の性能を確かめながら、人工授粉を行うことだと思っています。


「花粉の耐久試験」をしています。すでに10日を経て、だいぶ性能がおちてきましたが、雨の日には発芽率があがる?太くまっすぐ伸びる花粉管をもつ花粉があることなど、興味深く写真とグラフを載せておきます。


ミツワ製 開葯器 M-500ETで25度に設定した条件で比較しました。時間は5から7時の早朝に着床するようにしています。


顕微鏡写真は2018.4.18午前6時着床 午前9時 観察したものです。左は5年前に採取し乾燥凍結保存したネパール花粉樹 右は2018年4月3日採取の幸水の花粉です。

ともに、4月5日から物置に無造作に紙袋に入れて放置したものです 顕微鏡の直径は5ミリです。右の花粉のほうが太く真っ直ぐに伸びています。古い花粉のほうが、クネッと曲がっていたり、細かったりする様子が見えます。同じ品種で比較していないので、品種間の差も考えられますが、きっと右の花粉のほうが樹勢能力が高いのでしょう。

名称未設定-1.jpg

 グラフに関しては、発芽率の推移です。培地による、差も考えられますので大きな波を見ていただければと思います。自然放置10日を過ぎ、性能はおちてきていますが、雨の降った日に発芽率が上がっている感じです。


雨の日の発芽率は人工授粉時の畑湿度に、発芽性能は効率的な作業に直結しますので、引き続き観察したいと思っています




nice!(0)  コメント(0) 

梨ジョイント栽培 研修会 [講演会]

梨ジョイント栽培の研修会に参加してきました

sml2018-02-26 (1)_R.jpgsml2018-02-26 (3)_R.jpg

梨ジョイント栽培は御存知の通り、神奈川県の農業技術センターが開発した技術です。そのお膝元である川崎市内の導入農家を視察させていただきました。

関係者の方々にお礼申し上げます。

 今回視察させていただいたのは、一般的なジョイント栽培(右)と近年開発されてたJVトレリス((左)v字・垣根状のジョイント栽培と農技センターで説明されています)です。

 ジョイント栽培においては、専用苗の確保と接木作業が大変だとよく聞きます。今回は実際の接木について、方法や道具を説明していただきました。慣れれば一箇所数分でできるようになると伺い、導入へのハードルが低くなった気がしました。

sml2018-02-26-(4)_R.jpgsml2018-02-26_R.jpg

 向き不向きの品種があるそうで、栽培計画に大変意義のある話を聞くことができました。

今回 二種類のジョイント栽培を見学させてもらい、花芽の長期間維持をどのように工夫するかが大切だと感じました。また、JVトレリスについては結果する枝が長くなりますので、枝の更新に時間がかかることと主幹基部の枝が強大化し易い感じがしました。しかし、JVトレリスは防除作業の自動化や更なる作業の軽労化を目指した技術です。工夫をしながら確立できると未来の農業に大きく前進できるのではないでしょうか。とても楽しみです





nice!(0)  コメント(0) 

どこまでいっても美しい茶畑 牧之原台地はそんなところ [農家が歩く東海道]

農家が歩く東海道

(梨農家が旧東海道を歩き、感じたことを綴ります)
今回は静岡県島田市「六合駅」~掛川市「掛川駅」の旧東海道を歩いてきました。
DSCN8745.JPGIMG_4093.JPG
どこまでも続く茶畑を歩いていて、この土地でどうして茶栽培が盛んなのだろうと思いました。
調べてみると面白い歴史が、牧之原市のホームページにありましたので紹介します。
 徳川慶喜が大政奉還により、駿府に隠居しました。慶喜を護衛していた士族が版籍奉還(明治2年)で職を失い、生活のために始めたようです。その数年後には、大井川の川越し制度廃止により、1300人の川越え人足が失業し一部の人々は茶栽培を始めたとのこと。
DSCN8741.JPG今回の地図.jpg
石がゴロゴロまじり、決して農業に最適な土質ではなさそうですが、当事 輸出品として人気のあったお茶が選ばれて、産地が形成されました。大政奉還を含め、時代の変革が地域の産業に大きな影響を及ぼしたのですね。台地では水を確保することも困難であり、農業をしたこともない士族を苦労を重ね、茶栽培を始めた考えると、もっとしっかり味わってお茶を飲もうと思います。

ちょっと詳しく読むのはこちら


nice!(0)  コメント(0) 

ナシヒメシンクイの羽化 [実験]

sml180213-125104_R.jpg

(尾の形からメスと判断できます。オスは細く尖っています)


昨年10月に捕まえた、ナシヒメシンクイの幼虫が羽化しました


11月23日に幼虫のままだったのを確認して以来、我が家のリビングでぬくぬくと生活したのでしょうか。ティッシュペーパーで作らsml180212-181025_R.jpgsml180212-182330_R.jpgれた蛹室はとても清潔で、蛹の抜け殻が綺麗に残っていました。


私がナシヒメシンクイを観察している理由は、秋になるとどうして幼虫のまま蛹にならないのだろうという疑問があったからです。


春になるまではパートナーも餌もないので、冬眠するのかと思っていたのですが、部屋の中では羽化してしまうんですね。

 一般的に27度下では幼虫期間は10日程度と言われています。繭で更に10日、蛹で5日とのことです。

あっ 秋に繭を作るたびに、壊していたことが原因なのか?


ペットボトルの中でナシヒメシンクイはじっとしています。夕方になると急に飛び立ち10秒ほどするとまたじっとしています。オスを呼ぶコーリング行動でしょうか。


一匹のナシヒメシンクイとこんなに長くお付き合いしたことはなかったので愛着がわきます。

でもこのメスが畑に入ると、一個づつ、100箇所以上に産卵し、果実を食べて、幼虫は育ちます。明治時代にアジアから帰化した虫ですが、もう少し上手に付き合えないものかなと思います


















nice!(0)  コメント(0) 
前の5件 | -

東京で梨とぶどうを栽培しています。
農業という職業の中で出会うムシたちにも光をあてたいです
農家にまつわること全般もね 

納得できるまで試して、お知らせします